日本文化である和室の衰退を防ぐべく、
現代に合った襖作りを私どもは提案致します。
私ども静岡表装センターは、襖・障子の張替、量産襖の製造を軸に、会長である筒井節雄が筒井表具舎として起業した20年余りの会社です。
只今代表取締役を預からせていただいております私、筒井はつみは弊社が有限会社になる少し前から張替の職人をしており、会長の右腕として勤めて参りました。
おかげ様で弊社では静岡県内浜松~御殿場に至るまで様々な物件の施工をさせて頂いております。
その中で感じるのは和室の大幅な減少です。
以前、とある場での自己紹介で「襖屋です」と名乗ったところ、畳や障子を思い浮かべていた方がいらっしゃいました。「襖が通じないんだ!」と目からウロコでしたが、昨今の住宅様式の変化からすると仕方がないのかもしれません。若い世代の方々の中には実家に和室がひと部屋もないといった方も少なくないのではないでしょうか。
その為、襖に触れる機会も減り、名称さえ定着が危ぶまれているのではないか・・・。
しかし、京都をはじめとする名所の寺社仏閣で和室は長く愛され人の心を和ませ、癒します。それは、和室の持つ日本の風土・気候に適した性能にあるのではないかと思います。
木のぬくもりや畳(いぐさ)の香り、心地よい風通し・・・。
その中での襖の役割は調湿です。
貼られている和紙、四方の木枠が湿気を吸い込み乾燥するという呼吸を繰り返し、快適な空間を与えてくれています。
そんな高性能で和みや癒しをくれる日本文化を後世まで残したい。
私どもは約20年襖の張替・製造をしてきましたが、襖の歴史を考えたらまだまだひよっ子企業です。
でも、だからこそ、この先の襖の新しい可能性を見出せると思っております。
そのひとつが、取引先企業様協力の元開発した「ハニカムコアふすま」です。
この商材の可能性を最大限に生かし、お客様のあらゆる要望に応えられる、現代の住宅様式にも合ったお部屋づくり・空間づくりのお手伝いが出来ましたら幸いです。
2023年3月 有限会社静岡表装センター
代表取締役 筒井はつみ